2017年1月17日火曜日

中坊進二の京都一人旅、竹林寺に

京都には「竹林寺」という名前のお寺が複数あります。左京区、右京区、上京区など、場所も様々。 中坊進二が訪れたのは、京都市上京区にある、通称「赤門の竹林寺」、あるいは略して「あかちく」と呼ばれる浄土宗西山禅林寺派のお寺です。 JR嵯峨野線の円町駅から北東方向に歩いて5分ほどの場所にあり、鮮やかな朱門が印象的。 鎌倉時代末期の1304年、後宇多天皇の勅願により創建された由緒あるお寺で、本尊は阿弥陀如来、藤原時代初期の作と伝えられている十一面観世音菩薩なども安置されています。 創建当初の門は現在のような朱門ではなく、足利尊氏が再建した際に朱塗りの門になったとのこと。 でも、このお寺が有名なのは長い歴史ゆえではなく、境内に尊王攘夷派の志士たちのお墓があるため。 中坊進二も、ご多分に漏れず、新撰組がらみの歴史を追いかけるうちここを知り、京都へ行く機会があったのでお参りしてきました。 ちなみにお目当ては池田屋事件で新撰組に捕らえられた古高俊太郎です。 志士たちの遺体が、実際に竹林寺に埋葬されたわけではありません。 明治になったばかりの1877年、西ノ京刑場跡から多数の白骨が発見されました。 この時、一緒に埋められていた朱書のある瓦片により、これらが生野の変で六角獄舎につながれた平野国臣(ひらのくにおみ)以下37人の未決囚の遺骨であると判明しました。その遺骨が供養のためにここに移葬されたのです。 境内にある六角獄舎殉難志士之墓には、生野の変だけでなく、天誅組の変や池田屋事件などで殉難した志士たちも合祀されています。 「六角獄舎殉難志士」と書いたご朱印をいただけたのが嬉しかったです。 祀られている志士たちに想いを馳せ、ちょっと沈んだ気分になった中坊進二たち。「だるま寺」として有名なお向かいの法輪寺に足をのばしました。 境内に鎮座する様々な達磨さんにちょっとホンワカ気分に。 激動の歴史を感じるお寺訪問でした。

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