2017年1月19日木曜日

中坊進二が京都で行った光明院、その魅力

光明院は京都の東山に位置しますが、東山の最南にある大寺院である東福寺の塔頭の一つです。ちなみに塔頭とは禅宗において高僧の死後に弟子が、その徳を慕って大寺に寄り添って建てた塔のことです。光明寺が禅の宗派であることから想像できるように、中坊進二がおすすめしたいその見どころは枯山水の庭園です。光明院には波心の庭と雲嶺の庭の二つの庭があります。禅のこころが生んだ独特な世界観の象徴とも言える枯山水の庭園は一見の価値が充分にあります。方丈を取り巻くようにつくられた波心の庭は白砂と苔の中にいくつもの庭石が配置され、その背景に季節に春は新緑と見事なサツキやツツジ、秋には美しい紅葉が見られるようになっていてそのコントラストの美しいことは、光明寺が虹の苔寺と称されることに表されていると思います。中坊進二はいつまで眺めていても飽きることがなく、訪れる季節や時間帯によってかわるその趣に一度ならずと足を運んでいます。この庭園をつくったのは、重森三玲という昭和を代表する作庭家であり、庭園史の研究家ですが、その名の由来はフランスの画家ジャン・フランソワ・ミレーにちなんだものだそうです。そのためか禅の宇宙を表す枯山水でありながら、どこかモダンな風を感じられるような気がします。その他季節ごとにアザミ、オニユリ、キキョウ、しだれ桜などの美しい花々を見ることができる光明院は中坊進二の京都のお気に入りのスポットの一つです。京都の色を濃く映す嵐山には周辺にも豊かな観光コースがありますので是非足を運ぶことをおすすめします。

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