2017年1月5日木曜日

京都巡り、元慶寺で中坊進二が見てほしいポイント

京都に引っ越してから、ハイキングがてら「西国三十三観音巡礼」を始めた中坊進二。 週末に、番外の元慶寺へ行ってみました。 「西国三十三観音霊場巡りはまだしも、番外ってなに?」 これは、中坊進二も始めてみるまで、いまひとつわかっていませんでした。 「信仰を確認し深めるために霊場を旅する」のが巡礼です。関東では坂東三十三か所が有名ですね。 中坊進二は仏教信者ではありませんが、京都にいる間にその長い歴史に触れ、ついでに健康状態も改善しようと思い、札所巡りを始めました。 西国観音巡礼を始めたのは大和長谷寺の徳道上人という人。 養老2年(718年)、病床の徳道上人は、夢で『人々を救うため霊場を開くように』と閻魔大王からのお告げを受け、病が平癒した上人は、お告げに従い三十三か所の観音霊場を設けました。しかし、なかなか人が集まらない! そこで上人は一計を案じ、宝印を集めて中山寺の「石の唐戸」の中に埋めます。永延2年(988年)、この宝印を掘り出した花山法王が、ここから巡礼が広まりました。ちなみに日本で最初の霊場札所です。 つまり、始めたのが徳道上人、広めたのが花山法王というわけです。 そのため、元々の三十三カ所霊場以外に、花山法王に縁の深い元慶寺、法起院、花山院菩提寺の3つが番外として付け加えられました。ここに更にもう一つ加えた三十七か所のお参りをすると「満願」と言う人もいるようです。 この「諸説あり」というのは民間信仰としての長い歴史を感じさせてくれるので、中坊進二は大好きです。 醍醐寺をお参りしたあと、京都市山科区の元慶寺を訪れました。 渋谷街道から住宅街の細い路地を進むと、竜宮造りの山門が見えてきます。 地下鉄東西線の御陵駅から徒歩で15分強。けっこう歩きますが、札所巡りなら車より徒歩が風情があるというもの。 境内は狭いけど、草花がたくさんあり、静かで良いお寺です。 団体の参拝者がいる時は、参道が狭く大変なので少し待つのが良いと思います。

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