2017年2月28日火曜日

京都の南禅院で中坊進二が見てほしいポイント

"中坊進二が京都の南禅院を訪れたのはお盆明け、送り火も終わって少し街が落ち着いた頃でした。京都は猛烈な残暑で、路面には陽炎が立つ中、ようやくたどり着いたのは南禅寺の山門。歌舞伎の「楼門五三桐」で石川五右衛門が「絶景かな」と見得を切るあの門です。高さは22mあり、遠くからでも樹木との対比でその大きさがわかります。新緑に包まれた一帯は、街中の暑さを和らげてくれます。平安神宮や八坂神社にも近く、まさに京都らしい地域にありながら比較的観光客も少なく、ゆっくりと散策できたのも良かったです。森の中に作られたように周囲の喧騒や日差しを遮る場所も多く、リラックスできるパワースポットという感じでした。 中坊進二にとっての南禅院は、庭園なども魅力的でしたがなんといっても水路閣が忘れられません。明治時代に作られた琵琶湖疏水水路閣が現在も現役だという感動。歴史の街・京都において明治の建築物は古いとはいえないんでしょうが、それでも、煉瓦作りのアーチが800年近い歴史を持つこの地にあるという驚き。それは和とモダンが融合した不思議な風景です。この水路閣は一部で上から流れる水を見下ろせるポイントもあり、明治においてもこの京都がいかに重要視されていたか実感できます。考えたら明治維新においても欠かせない街です。中坊進二がおすすめする南禅院はこの水路閣です。都の歴史と近代日本の技術を同時に感じられるここは、きっと見にいくだけの価値はあります。

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