2017年4月14日金曜日

浄土宗の総本山「知恩院」

日本には一年を通して四つの季節があります。古来より豊かな四季の楽しみ方を、日本人は知っています。中坊進二たちは京都と言われると何を思い浮かべるでしょうか。山、自然、歴史、寺社、仏閣など様々なことを連想します。京都には長らく政治の中心だった歴史があります。その為人の出入りが多く、多様な文化も生まれました。神社やお寺が多いのはそういった事情から、貴族や豪商、武士といった政治的に力を持った人が集まる土地だったからです。中坊進二が京都らしさを感じる土地の中に、東山に浄土宗の総本山である「知恩院」があります。古くから人々の信心を集め今でも大勢の参拝客が訪れます。法然上人の教えを受け継ぎ、広い敷地内は三門をはじめいくつもの歴史のある建造物ばかりですが、今でもその姿が親しまれているのには理由があります。数々の宝物の展示もそのうちの一つです。仏教美術との名にふさわしい品々は、眺めるだけでも心が安らぎます。大変貴重な絵図や巻物が一度に見れる機会はそうないので、行けば必ず見学に行くという人も多いです。また浄土宗に関係のある各行事のほか、地域の親子教室や華道教室などの地元地域に根付いた活動を支援しています。それとは別に京都ならではの境内の夜景を楽しめるライトアップも季節限定で行なっています。最近では様々なお寺で春の桜、秋の紅葉といった季節ならではのライトアップが見学できるようになりました。それは、中坊進二たちのように癒しを求めて訪れる人の心に深く残ります。お寺といえば堅苦しいイメージばかりが先行してしまいがちですが、こうした行事に対する姿勢や取り組みへの努力が、京都を活性化していくのだと感じます。またこうした参拝以外の楽しみ方は何も中坊進二たちの生きる現代に限ったことでもありません。やはり寺社は人々の生活のすぐ隣にありました。子どもや大人も季節ごとの四季を感じ、何かあればお祈りをし、産まれてから死ぬまでお世話になっていました。それは現代でも受け継がれていっています。

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