2017年4月22日土曜日

近代日本画が集まる!内装・外観すべてが味わい深い「「堂本印象美術館」

京都にある堂本印象美術館とは、かつて日本画家として活躍した堂本印象の作品が数多く展示されている美術館です。この建物の珍しいところはすべてが堂本印象本人がデザインをしているということで、内装でもドアノブなど細部にわたるまでデザインされています。堂本印象美術館へのアクセスには京都駅や三条駅からバスに乗り、立命館大学前で下車するとすぐ到着することができます。緑に囲まれたその建物は実にユニークです。中に入ると、そのカラフルな光景に圧倒されます。入り口から入ってすぐのホールの真ん中にステンドグラスが展示されているのが真っ先に目に入りましたが、赤や緑、金、墨で彩られたそれは、日本画ではあるのでしょうが抽象画で、中坊進二は見ているだけで力が湧いてくる気持ちになりました。早く次の作品が見たいとも感じられました。しかし、これほどユニークな外観や内装でありながら、その空間はとても落ち着いた雰囲気です。この建物の特徴はこのユニークさだけではなく、館内全体がバリアフリーを意識して設計されています。これはまだバリアフリーという言葉がなかった頃に、堂本印象が高齢の母のために設計したとされています。ですから、車椅子や足の良くない人が無理なく館内を回ることができます。中坊進二はこのエピソードにもっとも感動し、人を思いやる気持ちに溢れた建物だからこそ、落ち着いた雰囲気の空間となったのだろうと考えました。バリアフリーの一環としてなのか、館内や外の至るところに椅子が置かれています。これらもすべてが堂本印象のデザインされたもので、作品のひとつとして展示されているものです。中坊進二も座らせてもらいましたが、これらは自由に座ることができます。入り口近くではグッズが販売されています。中坊進二は堂本印象の絵がプリントされているトートバッグを購入しましたが、カラフルなのに派手にならない彩色がおしゃれでとても気に入りました。堂本印象美術館は、京都だけではなく日本を代表する日本画家の堂本印象の数多くの作品が堪能できる場所です。

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