2017年5月19日金曜日

スティーブ・ジョブスもお忍びで訪れた「西芳寺」の魅力

"中坊進二がお勧めする京都のスポットは「西芳寺(さいほうじ)」です。ここは通称「苔寺」ともいい、京都へスティーブ・ジョブズが来た時、お忍びで家族と訪れていたことでも知られています。 西芳寺は、平安時代初期には、弘法大師空海が入山し、黄金池で放生会(ほうじょうえ:捕獲した鳥獣や魚を野に放して殺生を戒める宗教儀式)を行ったり、鎌倉初期には中原師員が再建して西芳寺と穢土寺に分けられ、招かれた法然上人が中興して淨土信仰の道場しました。 暦応2年(1339年)、夢窓国師が再建して禅の厳しい修行の道場にしました。 また、夢窓国師自身が設計し庭園を造りました。庭は枯山水石組の上段の庭と、黄金池を中心とした池泉廻遊式の下段の庭からなっており、当時すでに天下の名園として有名になっており、足利義満などがここを訪れて座禅にはげみました。 現在、35,000平方メートルに達する庭園は、昔のおもかげを伝える名庭とうたわれています。 中坊進二が京都のお勧めスポットとして西芳寺を紹介する理由は、庭園内を約120種類の苔が覆い、緑のじゅうたんを敷き詰めたような美しさの苔を見ることが出来るからです。 この庭園は年間を通して美しい景観を楽しむことが出来ますが、特に紅葉の季節は、庭園内の木々と苔との絶妙なコントラストを見ることが出来るので、紅葉の時期に拝観するのも中坊進二のお勧めです。 西芳寺は、以前は誰でも参観出来る観光寺院でしたが、1977年から一般の拝観が中止になっています。拝観するには、往復はがきで事前申し込みする必要があり、拝観の際に写経などの宗教行事にも参加するのが条件になっています。(写経を行った後に庭園の見学となります) 拝観料は1人3,000円するので「ちょっと高い」と感じるかもしれませんが、非常に美しい景色なので行く価値があります。拝観するには往復はがきに「拝観希望日、同伴人数、代表者の氏名、住所、電話番号」を明記し、見学希望日の1週間前までに届くように申込みをする必要があります。申込みは2ヶ月(60日)前からの申込み順になりますので、「中坊進二も西芳寺で庭園を見てみたい」という方は申込みをしてみてはいかがでしょうか。"

0 件のコメント:

コメントを投稿